毎日しっかりと歯磨きをしているのに、虫歯や歯周病になってしまったことがあるという方も多いのではないでしょうか。どれだけ丁寧に歯磨きをしていてもご自宅のケアだけでは限界があります。
本当の意味で虫歯や歯周病を「予防」するには、歯科医院でお口の状態を検査し、虫歯や歯周病になってしまう原因を把握した上で、自分に合った予防プログラムに取り組み、定期的なクリーニングなどを受けて口腔状態を正常にコントロールすることが大切です。
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せっかく虫歯や歯周病を治療しても治療前と同じケアだけを行っていては再治療を繰り返し、結果歯を失う恐れが。予防歯科や定期メインテナンスにより、原因を検査し正しく対処することで、再治療を防ぐことができます。
虫歯や歯周病、そして歯を失うことは全身の健康にも影響を及ぼします。そして調査によると、自身の歯が20本以上ある人は0本の人に比べ、寿命が長いだけでなく、要介護でいる期間が短い=健康寿命も長いこともわかってきました。
歯がないと咀嚼や会話が億劫になり、結果的に脳の衰えにつながることで認知症を発症するリスクが高くなります。よく噛んでよく話して、口を動かすことは脳の活性化と認知症予防に貢献し、ひいては生活の質を高められると言えます。
いくつになっても食は生活の基本です。失った歯を補うための入れ歯やインプラントでも噛むことはできますが、何の心配もなくしっかりと噛んで歯ごたえを感じ、きちんと「美味しい」と感じる食事は、天然の歯に勝るものはありません。
重症化してから大がかりな治療を繰り返した場合の治療費と、定期検診での予防や早期治療にかかる治療費では、年間総医療費に大きな差が出ます。また全身疾患とも深く関わる虫歯や歯周病の予防は、医科の医療費軽減にも繋がります。
口臭の原因の大半は口腔内の細菌と唾液の成分によるものと言われ、虫歯や歯周病で口腔内の衛生状態が悪いと口臭がひどくなります。お口の汚れを落とし、プラークコントロールを行うことで、ほとんどの口臭が予防できます。
55~74歳の男女1000人に行った「人生の振り返り」に関するアンケートによると、多くの方が後悔していることは歯の健康管理を怠ったことだということが分かりました。
若いうちは特別な事情がない限り、歯を失うということがどこか他人事に感じられ、痛みや症状がない限り歯医者に行くことを避けている方が多いのではないでしょうか?
しかし、歯を失ってしまってからでは取り返しがつきません。年を取ってから後悔しても遅いのです。
人生100年時代を迎えた今、ずっと健康で幸せな人生を送るためにも歯の健康管理・定期メインテナンスは人生のマストアイテムと言えるでしょう。
虫歯や歯周病には様々な治療法がありますが、そもそもそういった病気にならなければ治療をする必要はなく、歯を失うリスクを抱えることもありません。
虫歯や歯周病を防ぐためには、漫然とケアを行うのではなく、虫歯や歯周病について個々が抱えるリスクと原因を詳しく調べた上で、一人ひとりに合わせた予防プログラムを実施していくことが大切です。
歯垢染め出し剤で
汚れをチェック
フッ化物入り
ペーストを塗布
歯間や歯面を
クリーニング
歯の表面をツルツルに仕上げ磨き
フッ素塗布で
歯質を強化
歯質強化や虫歯の発生・進行を防ぐフッ素配合の歯磨き剤や、歯磨きだけでは落としきれない汚れをしっかりと除去するための歯間ブラシ・フロスなど、セルフケアのサポートグッズも様々にご用意しております。詳しくは受付までお尋ねください。